●ゴスペラーズコンサート2009 in Naeba●

恒例、ネタのみレポートをお送り致します!
 
 
●猛獣注意?
意外や意外、裸身から始まった今回の苗場ライブ。
歌い出しである黒沢さんの姿がステージに浮かび上がった瞬間、大歓声でした。
しかしながら、こちらはぼやけた視界。一体どういう演出だったのか分からず、指で即席ピンホールを作ってピントを合わす始末でございました。(LEDのフレームがぼやけて見えず、前に立ってるのか裏に立ってるのかも分からなかったorz)
そのうち、残りのメンバーの姿も浮き上がって大歓声。
やっと焦点の合った視界で状況を確認し、脳内で演出の段取りを反芻し、「そう言うことか!この演出好き!」とか感心してて、某さんやら某さんのような
 
某「檻に入ってる動物みたいだった」
私「!!」
 
との感想を抱く暇がございませんでした。
い、言われてみれば……!!(ゴクリ)
 
 
●明けまして&アゲイン
安「皆さん、明けまして……」
ゴ『おめでとうございまーす!!』
酒「いやー、もう1月も24日で皆さん、おさときぶ、おそと?
  おと、おとそ気分!」
安「酒井さん!?」
酒「おとそ気分!!も抜けてですね、何を明けましておめでとうございます
  だと思われている方もいらっしゃるかと思いますがー、
  って言おうとしたんだけど噛んじゃったねこれ
安「あけましてぇぇぇ」
ゴ『おめでとうございまーす!!』
酒「いやー、もう1月も24日で、皆さんおそと気分も抜けてですね、
  何を明けましておめでとうございますだと思われている方も
  いらっしゃるかと思いますが」
 
酒井さんの「言えたぜ!」って雰囲気&
メンバーの「言えたな」って雰囲気が素敵でした。(笑)
 
 
●そこは気を遣うんだ
リーダーの仕種を何となく「座って」と取って、ぞろぞろと席に着くファン。
ステージ上には5人分のハイチェアが用意され、徐々にメンバーも腰掛けます。
 
村「さて、じゃ、俺達も座らせてもらって……
  ……でも俺、座って下さいとは言ってないよ」
安「村上さん!?」
 
この発言に、思わず座るのをやめるファンが数名。
 
村「って言うとさ、絶対立ってるヤツがいんのよ。
  こう『あー、そう、あんたの許可がないと座っちゃいけないの。
  なら言うまで立っといてヤルワヨー』ってさ」
 
斜に構えて、高飛車なお姉様風に物真似するリーダー。
最終的に、センター後方にどうやら立ったままの方が残った様子。
 
酒「ほらもう、そんなこと言うから!」
安「あーあー、立っちゃってますよ!」
 
他のメンバーの声に、半ばけんか腰で応戦するリーダー。
 
村「おー、良いよ立っとけよ! 立っとけば良いんだよ!
  ……けど、ちゃんと後ろの人には許可取れよ」
 
と、客席を睨み、ぶっきらぼうに言い放ってリーダーも着席。
 
安「村上さん、そこは、そこは気を遣うんですね!!(笑)」
 
 
●今年の抱負、村上編
村「さて、新年最初のライブな訳だけど。皆(客席)覚えてる?
  去年の苗場も新年最初のライブで、1年の抱負を言ったんだよ。
  去年はアレだよねー、安岡とかすっごい頑張ったよな」
安「そうですそうです。僕はですねー、筋トレを2日以上
  休まないって目標を立てたんですよねー。
  でも結局、5回くらい2日休んじゃったんですよ」
村「いやー、それでも200日以上は筋トレやってた訳でしょー?
  すごいよー。皆さん、この安岡の服の下には、鋼の肉体がある訳ですよ。
  ……でさ、今回も新年最初のライブってことで、また抱負言わない?」
安「おぉー、良いですね!」
村「じゃあまず最初に……」
 
客席も歓迎ムード。
リーダーが安岡さんをチラ見しつつ、会場も安岡さんからなの?な雰囲気の中。
 
村「俺から」
安「!!」(あれぇぇぇ?と言う顔)
村「(安岡さんの反応は流す。と言うか気付いてない感じで)
  安岡がねー、まあ、身体鍛えて硬くした訳ですけども。
  俺は反対に、柔らかい路線で行こうかなと。心も、身体も柔らかく」
安「ほぉー、それは何ですか」
村「今年のテーマは『柔』ですよ。漢字の柔らかいね。
  去年の俺の目標って、顔にクリーム塗ることだったんだけど」
酒「それもあんた80日ぐらいだったよね」
村「そうそう。それで、今年はハードルを高くしてみました。
  でまあ、『柔』って言っても皆さん分かりにくいと思うんで。
  具体的に言いますと、前屈ですね」
安「前屈ですか!?」
村「もっと柔らかい身体になろうと」
 
と言って、おもむろに立ち上がって前屈をするリーダー。
しかし、手は足首にも届かず、見るも無惨なお姿に。
 
村「ふぅ……とまあ、新年入って20日経ってる訳ですが。
  正直ね、えー
無理じゃないかと思ってマス」(!)
黒「リーダーもある意味、鋼の肉体だよね」
酒「頑張って頑張って! まだ後1年あるから、ね!」
 
 
●今年の抱負、安岡編
安「僕はですねー、去年ちょっと頑張り過ぎてしまいまして」
村「おー、あー」
安「今年はもう少し、ゆるめてやろうと。自分でガチガチにし過ぎず、
  心に余裕を持ってみようと思いまして。そこで僕はですね、
  いつも腕時計を5分進めているんですが、これを元に戻してみようと」
村「え、それお前、いつからやってんの?」
安「あの、デビューしたての頃に遅刻して、
  喫茶店で怒られたことあったでしょ。
 『そんなんじゃやって行けないよ!辞めた方が良い!』って。
  あの時からですねー、僕は5分針を進めたんです」
村「真面目だねー」
安「それを今年は辞めて、それでも大丈夫なように心に余裕をもっと持とうと」
村「じゃ、あれだ。定期的にメンバーでさ、安岡の腕時計チェックするんだ」
黒「でも、安岡の腕時計って変わってるから、時間分かんねぇんだよ」
安「そうなんですよ、僕の腕時計ちょっと変わってましてねー」
北「年末の結果報告はさ、どう言う風に気持ちが変わったのか、報告しようよ」
村「余裕持てたかどうかってなー。あれだな、そうすることで、
  安岡の汗の量が減ったりするかも知れない」
安「うーん、僕の汗の量はね! 変わらないと思います!」
 
 
●今年の抱負、黒沢編
黒「僕はですねー、この間、体脂肪とか体年齢、
  身体の年齢が分かる体重計を買いまして」
村「ほー」
黒「僕ももう、38になるんですよ。
  なので、体年齢を一回り若くしたいと。
  でもですねー、ある本にあったんですけど、芸能人みたいな
  人の前に立つ仕事の人は、15歳くらい若くないとダメだって」
酒「15歳若いとか、郷さんみたいな?」
村「あの人は別格だって! 最高峰!!」
安「15歳若くとか、俺デビューした時からいったら、5歳!?」
村「しかしあれだぜ黒沢。体年齢若くしてもさー、
  脳トレやったら50越してたりとかやめてくれよー」
 
 
●今年の抱負、酒井編
酒「えーっとですねー、正直決めかねていまして」
村「おま、なんでそう言う…!!」
酒「いやー、聞く所によると、苗場は何回か見る人もいるってことで、
  毎回同じことを言うのもどうかと思いましてね。
  毎回違う抱負を言おうかとも思ったんですが」
村「お前、毎回違う抱負とか、嘘つくのかよ…!」
北「いや、5日分どれも達成するなら、有りだと思うよ」
酒「……結局どうしようか考え付きませんでした。
  皆さん、僕はどうしたら良いですかね?」
村「よしよし、じゃあ、客席に聞いてみようか。
  言いたいことある人、あ、じゃ、そこの人。はい」
 
客「
部屋を片付けるー!!」(二人で息ぴったり)
 
村「おー」
酒「あー」
村「やっぱりさ、ファンとしては部屋が片付いてる
  酒井の方が良いの? それとも、片付いてなくても良いの?」
 
この質問にお二方の内、片方は肯定的、片方は否定的な反応をした様子。
 
村「揃ってねぇ! あんた達友達でしょ?
  えー、他に。言いたいことある人、手ぇ上げて。……はい、じゃ、そこ」
 
客「
自分に素直になるー!!
これには笑いどよめく客席、動揺するメンバー、そして衝撃の余り力なく椅子にへなへなと座り込む酒井さん。思わず他のメンバーが前面に出て、酒井さんをかばいまくります。
 
村「おおぉぉぉぉい、ちょっと待て、あんたに酒井の何が分かるの!!」
安「僕ら15年グループやってきてんですよ!!」
村「そのコメントは、あれだぜ!?
  飲み会の夜中3時のノリだぜ!? ビールジョッキどーんて置いて
  『酒井君はねー、もっと自分に素直になった方が良いわよ』
  ってノリだぜ!?」
北「今はそんな時間じゃないよ!」
黒「そんなこと言われたら酒井、
 『え、この人俺のこと分かってくれるの?』って惚れてまうやろぉぉぉぉ!」
安「ほんとに、ほんとうにもう…!!」
 
まだまだ酒井さんの前で騒ぐメンバーを尻目に、
リーダーがステージをそわそわ回遊し始めます。
その姿、憤懣やる方ない感じ。
 
安「ちょ、リーダー!! リーダー!! 止まって!止まって下さい!!」
 
それでも止まらぬリーダー、更にスピードアップ。
いつの間にか手やら足やら伸ばし切り、猛スピードで更にループ。
 
安「リーダー! 足! 足曲げて下さい!! 競歩やめて!! 膝曲げてー!!」
 
 
●続・今年の抱負、酒井編
一先ず舞台上の収拾がついて、酒井さんの抱負募集続行。
椅子に座っていた酒井さん自ら、センターへ歩み出て呼び掛けます。
 
酒「……もう一つ、何か伺おうかと思います」
村「はい、ちゃんと手ぇー上げて。自分の意見に自信ある人は、きちんと!」
酒「えー、なるべく……建設的な意見をお願いします。
  ……あ、じゃあ、そこの方、お願いします」
 
客「
今のままでー!!
前述『自分に素直に』に引っ掛けたご意見に、
やはりどよめく客席、大ウケするメンバー。
 
村「だぁからそのネタは午前3時の飲み会だっつってんだろー!!(笑)」
北「まだ早いよ!!(笑)」
 
 
●今年の抱負、北山編
北「僕の去年の抱負がですね、すごく抽象的だったので。
  今回は、分かりやすいものにしました。
  目標達成出来て、はい、出来ました! ってものを」
安「ほおー」
北「ズバリですね、囲碁で初段を取ると」
ゴ『おおー!!』(客席も沸き上がる)
北「僕の今の腕でですね、きっちり量った訳ではないんですけど、
  大体、2.5級ぐらいじゃないかって言われたんですよ。
  なので、2級、1級、その上が初段です」
ゴ『おおぉー……』(メンバーも客席も感心し切り)
北「まあ、そこまでをすっ飛ばして初段ってのは何事だって
  話なんですが、頑張ります。で、初段取るとさ、一応人に教えられるの」
安「え、人に教えたいんですか?」
北「うん。来年の苗場とかさ、囲碁教室を開きたいなと」
安「え、ちょっと待って、それは北山さんが直接!? 手取り足取り!?」
北「出来たら良いなぁと」
村「着物とか着て、座って待ってるのか!?」
北「あー、着物良いですねー」
安「え、じゃあ、待って待って、
 (黒沢さんの背後に回り密着&腕を取りながら)
 『……こうやって、打つんだ。さあやってみて』
  とかやっちゃうの!?」(※あれこれ、リーダーだったかなぁ……)
北「いやー、そこまではしませんけど。
  でも、囲碁は石の置き方って言うのがあって、それが出来ないと
  囲碁やったって気にならないんで、そこから教えたいなとは思いますよ」
安「やっぱりコレ(黒沢さんの腕とりアゲイン)なんじゃないですか!」
酒「そんなだったら、いそうだよツッコミ待ちする人とかさ!
  盤とか引っくり返して! 『きゃ、ひっくり返って出来なーい★』とか!」
安「『ははは、バカだなぁ★』って、元に戻して、
  手取り足取り!?(笑)」
村「まあ、北山が初段取るのと、囲碁教室やるのとでは、
  色々な段取りとして別次元の話なんですけどね」
酒「それにしても……大風呂敷広げたねー」
北「広げた大風呂敷を畳むんだじゃなくて、それより大きくなりたいと思います」
 
 
●くるくるくる……
安岡さんが1人で立ち、残りメンバーは椅子に腰掛け歌われた、
『それでも恋はやってくる』。
イントロでリーダーと酒井さんが、両膝を上げて
くるくるくる……と回られていました。楽しそうだなぁ。(笑)
見ていた位置の関係上、他の方まで回ってるのかは分かりませんでした。無念。
 
 
●BOO!
まさか、この曲を生で聞ける日が来ようとは……!
千手観音の舞を披露したかと思えば、1列に並んで行進しつつ、
画面には乱れ飛ぶはれぶたの顔……!
客席もこの演出には、別の意味で大盛り上がりでした。
最後は、再びメンバー1列に並んで行進しつつ、北山さんを残し下手へ退場。
ソロコーナーへと入ります。
 
 
●もっともっと
BOOが終わり、一息ついたステージの上。客席からはまばらに拍手が。
すると、下手にいた北山さんは両手で客席を煽ります。
(もっと、もっと俺に拍手ちょうだい! って感じで)
北山さん、大歓声を独り占め。
一旦、手振りで拍手を抑えつつ、また煽る! 北山さんは楽しそうだ!
みたいなことを繰り返しつつ、その間に設置されたキーボードへと
腰掛けられました。
 
 
●五時までに
ソロコーナー1曲目は北山さんによる、五時までに。
氏の王子様っぷりを見ました。(笑)
曲前にキーボードを爪弾きつつ、語りを囁きます。
 
「みんなで遊んでいる時も、僕は一人時計を気にしてる」
「君が駅に降り立つ、その時間」
「君と過ごす、僅かな時間。僕はまた、時計を気にしてる」
「別れの時間が、近付いて来るから」
「本当は、君とずっと一緒にいたいんだ。ずっと、こうしていたい」
「けれどそれは叶わなくて。ならばせめて、今この時間を、二人で」
「――五時までに」(→曲へ)
 
のような感じのことをおっしゃっていたような。(要約)
ちなみに調べてみると、この曲は郷さんに提供される以前に、
北山さんがソロ曲として歌われたことがあるようですねー。
 
 
●after the rain
北山さんの歌い終わりで、ステージ下手から登場の黒沢さん。
「北山陽一!」と紹介して、氏を送り出します。
北山さんへ向けられた拍手が一息つくと、今度は黒沢さんの語りの番です。
 
「ゴスペラーズ、15年やって来た訳ですけど」
「5人とも、育ってきた環境も違い、聞いてきた音楽も違います」
「毎日のように顔を合わせているからこそ」
「小さなわだかまりがストレスになることもありました」
「けれど、そんなことを少しずつ乗り越えて来たからこそ」
「15年やってこれたんだと思います」
「悪いことがあったって、明けない夜はなく」
「上がらない雨はないんですから」(→曲へ)
 
みたいなことをおっしゃっていたようなアゲイン。(要約)
 
 
●よりそうように……の前に
黒沢さんの歌い終わりで、ステージ上手から酒井さん登場。
「黒沢薫!」との紹介で、送り出しです。
この流れから、ソロパートは真面目路線で行くのかと思われましたが、
なかなかどうして。やはり、ゴスペラーズさんは一筋縄では行きませんでした。
……ゴスペラーズさんて言うより、酒井さん?
 
「いやー……それにしても、今年の抱負はホントに悩んじゃいますよね」
「自分に素直になるべきか……、はたまたこのままの自分であるべきか……」
「どっちの自分も、思いは同じなんですけどね」
「部屋を片付けたい!」(良いオチ!)
「とまぁ、相反する気持ちがモヤモヤしてると」
「自分が二人にないれば良いのに! とか思っちゃいますよね」
「そんな訳で、実は舞台裏で、分裂してみたんですよ」(!?)
「もう1人はね、ゲレンデにいてまして」
「えー、ゲレンデの、酒井さーん?」(!!?)
 
なんと、ステージ前面、上下に設置のLED画面に、
酒井さんが映し出されました。しかも寒風吹きすさぶゲレンデのどこか。
衣装はステージ衣装と同じです。さ む い …!
肩に雪積もってますよ!?
 
「はーい、こちら、ゲレンデの酒井でーす!」
「やあ、酒井さん! そちら、もの凄く寒そうですねー!」
「そうなんですよ! 只今、こちらの気温はマイナス20度なんです!」
「マイナス20度! それは寒い!」
「さて、何故私がここにいるかと言うとですね、
 今日はこのマイナス20度の世界で実験をする為なんですね!」
「はー、実験!」
「そうです! マイナス40度の世界では、
 バナナで釘が打てると言われていますが、今日はマイナス20度の世界で、
 果たしてバナナで釘が打てるのか、その検証をしたいと思いまーす!」
 
画面は一転、ゲレンデ酒井さんが手で示す先、板の上のバナナを大写し。
板+釘+(バナナ×2本)。
 
「さて、こちらその、バナナですねー!」
 
バナナを手にすごい笑顔の酒井さん。
 
「朝から外に出していたバナナです。カチンコチンです。
 このバナナで、釘を打ちたいと思いまーす!」
 
振りかぶる酒井さん、固唾を飲む客席。
果たして、バナナは…
 
『く、ゃ。』(何とも形容し切れぬ、へしゃげた音)
 
貫 通 …! 釘、バナナ貫通!
 
「穴が開きました! と言う訳で、マイナス20度の世界では、
 バナナで釘が打てないことが実証されましたー!」
「分かりました、ありがとうございます酒井さん!
 あなた歌手なんだから、風邪引かないようにして下さいねー!」
「次は、こんにゃくで挑戦してみたいと思いまーす!」
 
中継終了→よりそうように、スタート。
ええええええええぇぇぇぇぇぇ……!?(  Д)  ゚  ゚
 
 
●よりそうように……の中で
ものすごい前振りのまま始まった、よりそうように。
と言ってもさすが酒井さん、そこは聞かせます。
舞台下手では、いつの間にやら用意されたスタンドマイク×2にて、
村上・黒沢両氏がコーラス参加です。
客席はうっとりと聞き入ります。当然です。
それなのに!
間奏で!
繋がるゲレンデ中継!!……釘打ったバナナを、ゲレンデで頬張る酒井さん。
美味しいですアピール込み。
 
客「!?」
酒「そうそう、食べ物は大切にね! 良いヤツですよ!」
 
更には、曲の終わりにかけて乱れ飛ぶ小ネタの数々。
歌詞に合わせ、「包容」「抱擁」「for you」と浮かんでは消え、
更に「愛」の字は直江兼続の兜の文字でし、た……。
芸が細か過ぎる…!!
 
 
●タクシーと指輪とレストラン
曲終盤で退場したコーラス隊リーダー、改めて下手から登場。
「酒井雄二!」と酒井さんを送り出します。
 
「あのゲレンデの酒井……もしかして、ラブマシンじゃねぇの?」
「それにしても、良くやるよねー、あんなリスキーな芸」
「またさー、何とも言えなかったよな!」
「あの、バナナの くしゃ って音!」
「すごい音してたよね!」
 
と言いつつ、その間にセンターに設置されたハイチェアへと向かい、
腰掛けるリーダー。
 
「あんなことされちゃうとさ、俺もなんかしなきゃと思って」
「俺は15の自分へ手紙を書きました。♪はいけ〜い、このてがみぃぃ〜〜……」
「読んでぇぇいr えー、15歳の俺へ」
「もうすぐ受験ですね。自分を信じて頑張って下さい」
「大丈夫。久我山は受かります」
「3月に、シュ●ーとク●ームと言う名前のエロ本が」
「親に見つかってしまいます」
「こう言うのは、見つかるタイミングが重要です。注意して下さい」
「サッカー部での全国大会出場を夢見ていましたが」
「その夢は20年後に、後輩達が果たしてくれます」
「そうそう、3年生の時に、1人の男と出会います」
「色白で眼鏡を掛けた、美術部の男です。あだ名はケーツー(K2?)です」
「仲良くしてやって下さい」
「追伸。将来の職業は、今は伏せますが、雪の降る素敵な場所で――」
「こんな歌を――歌っています」(→曲へ)
 
みたいな感じでしたよ。(要約)
 
 
●紙芝居
リーダーの曲終了で、今度は安岡さんが送り出しに登場かと思いきやどっこい。
曲のイントロが流れ始めました、しかも超・歌謡曲。
そして始まる、リーダーの曲紹介。
 
村「二人で描いた紙芝居 二度とは戻れぬ物語」
村「幼き日々に思いを寄せて……」
 
のような感じの口上の中、上手からしずしずと
演歌歩きをする安岡さん登場。
衣装チェンジされ、白いスーツ姿がバッチリ決まり、
本物の歌謡歌手のようです……!
 
村「……歌い上げます、安岡優」
 
しっとりとお辞儀をする、安岡さん。
本物です、本物の歌謡歌手がここに……!
ここから安岡オンステージでございました。
竜小太郎さんへ提供された曲ですが、すごく……お似合いでした……。
もう、そっち路線で良いんじゃないでしょうかと、真剣に申し上げたい感じ。
サビではLED画面全部使って、桜吹雪が舞い散っていました。ピンク!